武蔵CC(埼玉)グリーンフィ等令和6年度諸料金改定、会員やゲストのグリーンフィ等

株主会員制の武蔵カントリークラブは、9月と10月の理事会において諸料金の改定を検討して、来年1月から諸料金を改定すると会報にて案内した。

案内では、諸物価の高騰に加え、賃金など固定費の増加、慢性的な人手不足や天候不順もあり経営環境は不透明な状況を推移すると予測。財政委員会では、これら構造的な変化を踏まえ、会員には〝手入れの行き届いたコースで質の高いサービスを利用していただくと同時に、クラブを支えていただくために一定のご負担をお願いする”との考え方から諸料金の水準を年初から慎重に検討してきたという。

その結果、諸料金(税込み)は来年1月からグリーンフィが正会員で全曜日2750円(満70歳未満、現行1650円)、満70〜80歳未満2470円(1480円)、満80歳以上2200円(1320円)、ゲストは通常の平日2万900円(満70歳未満)、1万8810円(満70歳以上)、土・日祝日は2万7500円(2万4200円)、2万4750円(2万1790円)。キャディフィは4Bで5830円(4620円)、その他厚生料2760円とカートフィ1名2200円、ロッカーフィ230円は改定はないが、レッスンフィや練習ボールは変更となる。なお、来年1月からプロはプレーせず4名にレッスンするレッスンフィが6160円で新設される。

(ゴルフ特信より)

元外国籍を理由に入会拒否、G場に77万円の支払い命令、名古屋高裁、入会拒否は元外国籍が理由で差別と指摘!

昨年5月に三重県桑名市の40代男性が岐阜県可児市の「愛岐カントリークラブ」への入会を断られ、〝元外国籍の出自を理由にして入会を断られ、精神的な損害を被った”として、同クラブを相手取り慰謝料など330万円を求めた訴訟で、一審の津地裁四日市支部判決では男性の請求を棄却決定したが、その控訴審で名古屋高裁は10月27日、男性の主張を認め、同クラブに77万円の支払いを命じる判決を下した。

同判決を報じた共同通信や朝日新聞などでは、同高裁の片田信宏裁判長は判決理由で、入会拒否には合理的理由がなく「人種差別」に当たると指摘したという。

高裁判決内容はまだ一般公開されていないので、同男性の入会申請の経緯を一審(令和4(ワ)138慰謝料請求事件)で確認すると、男性は日本で生まれた3世の在日韓国人だったが、2018年に日本国籍を取得。同ゴルフ場の会員の誘いを受け同クラブで一緒にプレーして、昨年2月にゴルフ場から入会申込案内を受け取り、戸籍謄本などを添えて同クラブに法人会員の入会を申し込んだが、拒否された。その際、ゴルフ場の担当者から元外国籍の枠が空かないことから「残念ながら、今回はご希望に沿えません」との電話連絡を受けたという。

一審判決を解説した法律家によると、ゴルフクラブの入会に関する地裁段階の訴訟では、前回の一審のようにクラブの私的自治を理由に判断することを許容する判決がある一方でその反対の判決もあるという。専門の弁護士によると〝公序良俗に反する”か、〝社会的に許容しうる”かが判断されるようで、会則等で「拒否理由等を非開示」と定めているクラブもあるようだ。

(ゴルフ特信より)

朝霧ジャンボリーGC(静岡)クラブハウス全面改修、11月7日から来年4月まで完全スループレー営業で

前川製作所系列で1975(昭和50)年開場の朝霧ジャンボリーゴルフクラブは、クラブハウスを全面改修するため11月7日から完全スループレーでの営業に移行した。

来年4月まで予定の工事期間中はハーフ後約15分間の休憩(軽食付)を設けた完全スループレーとなり、ビジターの1Rプレー代は11月で平日1万2000円土・日祝日1万7000円で営業する。

フロント・ロビー・ロッカー室・入浴施設は1月7日から来年3月まで利用不可となり、室内で着替える場所がなくなることから、プレーされる服装での来場を案内。貴重品以外の荷物は車等に入れていただくようお願いしている。レストラン・パーティー室については、11月7日から来年4月まで利用不可となり、忘新年会などの宴会や法事での予約は受付できないとしている。

宿泊施設は本館のみ11月6日から来年4月まで利用不可となり、新館・別館は素泊まりプランのみとなり、夕食や朝食は用意できないとしている。

なお、来年2月25日から3月2日までの一週間は電気工事に伴い全施設停電となる予定で、完全クローズするとしている。

(ゴルフ特信より)

ノーザンCC錦ヶ原(埼玉) 18ホールの営業に

ノーザンカントリークラブ錦ヶ原ゴルフ場は、10月1日から18ホール、パー72、全長5631ヤードに縮小しての営業になった。

同ゴルフ場は荒川第二・第三調節池整備の関係で占有できる河川敷が縮小になることから段階的に43ホールから25ホールに縮小し、さらに10月からは18ホール営業に移行した。

併設レストランについては、スループレーへのプレースタイル変更による利用者減少に伴い、8月末をもって営業を終了しているという。

(ゴルフ特信より)

PGM、発表通り10月から武庫ノ台Gコースを運営開始

パシフィックゴルフマネージメント(株)は、10月2日から新たに取得したパブリックの武庫ノ台ゴルフコースの運営を開始した。

同日より親会社である(株)平和発行の株主優待券やPGMメンバー特典プログラム「PICAP」、「PGMロイヤルティプログラム」や「PGMカード」、「PGMアプリ」でのスマートチェックイン、及び「PGMポイント」の付与・ 還元も開始となった。

同社は(株)関電アメニックスより、同ゴルフ場事業を吸収分割の方法で承継するために設立される武庫ノ台ゴルフ(株)の全株式を譲り受ける株式譲渡契約を7月11日に締結していた。

(ゴルフ特信より)

韓国のゴルフ会員権128コースの内7コース億カン。韓国ゴルフ場経営協会(KGBA)の会報掲載‼

千葉県の某ゴルフ場が韓国系で高額会員権と年会費、月会費制で話題になり、韓国のゴルフ会員権は今、どの位か話題になることがある。日本ではバブル当時、1億円を超える高額会員権のゴルフ場も続出したが、今は韓国でも日本円換算で”億カン”の会員権が多数あるようだ。

韓国ゴルフ場経営協会(KGBA)が毎月発行する会報では韓国内の128ゴルフ場185種類(1ゴルフ場当たり1~5種類)の会員権相場(8月1日段階)が万ウォンの単位で掲載されており、700万ウォン(平日会員相当)と1300万ウォン(正会員相当)の18ホールゴルフ場が最も安く、33億ウォン(正会員相当)の18ホールゴルフ場が最も高かった。10億ウォンは現在の為替相場で1億1304万円になるので、23億ウォンだと約2.6億円となる。

10億ウォンを超えたのは7ゴルフ場もあり、日本円でも”億カン”の評価になる。

23億ウォンの相場で掲載されたゴルフ場は、日本語では南部CCと訳される。1991年に開場し、ソウル南部の京畿道龍仁市に位置し、コースは日本の丘陵・林間コースのように2グリーン。コース設計は韓国の方のようだ。開場以来、会員中心の厳格な運営をしてきたようで会員数が200名弱と少なく、年間取引も1件あるかないかという。プレー代は会員のグリーンフィが平日9万ウォン、週末10万ウォンで、非会員は平日26万ウォン、週末32万ウォン。 その他、カートフィ12万ウォン、キャディフィ15万ウォンとなっており、非会員が週末プレーすると考えると60万ウォンとなり、さすがに高すぎて、会員の利用が中心となるらしい。

この南部CCは昨年25億ウォンまで上がり、今年春先で18億ウォンまで下がったらしいが、また回復して1位奪還したとも説明されている。 京畿道龍仁の南村が19.7億ウォン、今年春先に1位になった京畿道光州のイーストバレイが19億ウォンだった。

この1~3位は毎月のように順位が入れ替わっているようだ。韓国では税金面で恩恵のある大衆パブリックゴルフ場にプレー料金の引下げ指導があったが、海外渡航規制の緩和や梅雨や猛暑の天候不順もあり、入場者数が減少した地域もあったようで、値上げするところもあれば値下がりするところもあるそうだ。

(ゴルフ特信より)

中山CC(千葉)、第6期の有価証券報告書を関東財務局長に提出。2期連続増収も減益。来場者約48万人で1.2%増

株主会員制の中山カントリークラブを経営する(株)中山カントリークラブは、7月28日に第62期の有価証券報告書を関東財務局長に提出し、決算内容を公開した。

同期の売上高は8億1599万8千円で前期に比べ5896万3千円、7.8%増加し、2期連続増収となった。来場者数が前年比551名増の4万7983人となり、またプレー料金を昨年4月に会員・ゲストとも1人1000円(税抜き)の値上げ改定により売上高増加が図れたという。来場者状況については、新型コロナ感染症の影響が落着きをみせ、天候の影響によるクローズ日数が減少したため営業日数が355日で前年より7日間増えたことから、会員、ゲストとも前年実績を上回ったとしている。

販売費及び一般管理費は6億9914万9千円(前期比6200万円増、9.8%増)で、増加の要因として従業員の雇用維持や新たな人材確保に努めたことによる人件費増加、ゴルフカートや吊り橋など設備の維持修繕、コースコンディションの維持向上、エネルギー価格をはじめとする諸物価の高騰などからと分析している。なお、ハード面では、クラブハウス内装の改修や厨房・事務機器のリニューアル及びカートナビゲーションの導入、コース管理機械を順次最新機種に入替えを実施している。

その結果、営業利益は前期比600万円減の7300万円となった。営業外利益は名義書換えの受取手数料減により8100万円(前期比1200万円減)、営業外費用は支払利息等の減少で1000万円(200万円減)となった。以上により、経常利益は1億4482万8千円(1743万9千円減、10.7%減)、当期純利益は1億249万9千円で(638万5千円減、5.9%減)を計上した。

当事業年度の販売実績についてみると、ゴルフ場売上4億3927万円で前期比0.2%の増加、練習場売上766万9千円で1.3%の減少、食堂・売店売上1億3598万3千円で9.3%の増加、雑売上1億5191万4千円で43.44%の増加、年会費・ロッカー費収入8116万1千円で0.8%の増加となっている。
(ゴルフ特信より)

トライアルグループ、東急不動産から2ゴルフ場取得へ、大分東急GCと阿蘇東急GC、4月上場は延期も、事業規模拡大でゴルフ場買収表明

東急不動産(株)が傘下の九州のゴルフ場を売却することが決まったと8月18日に地方新聞や地方テレビで報道された。
大分東急GCと阿蘇東急GCを来年2月1日に譲渡する。譲渡先は大手小売チェーンのトライアルグループで、会員権の預託金は経営終了に伴い、全額返還されると報じられた。

譲渡先とされたトライアルグループの(株)トライアルホールディングスは8月21日に東急不動産(株)との譲渡契約の詳細を発表。
2社の取得日は来年2月1日を予定していると公表した。株式の取得価格は「守秘義務により
開示を控えさせて頂きますが、第三者機関による適切なデューデリジェンスを実施し、価格の妥当性を検証するための十分な手続きを実施しています。」と説明している。

九州を中心にディスカウントストアを展開するトライアルホールディングスは、今年4月に東証グロースに上場を予定していたが延期となった経緯があった。昨年末の店舗数は全国274店舗で、売上高は5977億円と22期連続で増収を記録しているとされていた。

なお、東急不動産(株)側から今回の2ゴルフ場に関するニースリリースはまだ出ていない。

(ゴルフ特信より)

アコーディアG、東京相武CC(東京)に名称変更、8月1日付、クラブハウスの建て替え等が進行中、新ハウスは11月に。鹿児島ガーデンGCはハウス改修終了し運用開始。

(株)アコーディア・ゴルフは、運営する相武カントリー倶楽部のゴルフ場名称を8月1日付で「東京相武カントリークラブ」に変更するとともに、高麗芝だったメイングリーンのベントグリーン化を行い、新たなクラブハウスを今年11月1日(予定)にオープンすると発表した。

1963年11月に開場した同CCは、アコーディア・ゴルフが運営するゴルフ場のうち唯一東京都下に位置し、開場60年を迎える。この機会に合わせ、「はじまる、New東京ゴルフ。〜一緒に、ゴルフを新しく〜」のコンセプトのもと、新名称に変更したという。また、これまで高麗芝を使っていたメイングリーンをベント芝に張り替え、各ホールベントグリーンの2面に改修し使用を開始しているほか、老朽化が進んだクラブハウスの建て替えを行っている。

新しいクラブハウスは、開業当時からあった旧施設を取り壊し、ほぼ同じ場所に新たに建築するもの。コース側の眺望を広く取った明るいハウスに生まれ変わり、車寄せやスタートテラス、フロント、ショップ、レストランをワンフロアに集め、無駄なく移動できるようにするほか、女性用施設をはじめとする各種施設を充実させ、コンパクトで機能的ながら快適にお過ごしいただける空間を提供するという。また、不足気味であった駐車場は約1.5倍に拡張する。

なお、現在建て替え工事のため仮設ハウスを使用してスループレー営業のみとしているが、9月9日(土)のプレオープン(予定)から通常営業を再開する方針。

同クラブは中央自動車道・八王子ICより約10キロ、圏央道・高尾山ICより8キロ、約10分。電車ではJR横浜線八王子みなみ野駅より車で約7分、京王線めじろ台駅から車で約10分でクラブバスも運行している。

また同社が昨年9月に取得した「鹿児島ガーデンゴルフ倶楽部」はクラブハウスの改修工事を完了し8月1日にグランドオープンし、同日よりアコーディア・ゴルフブランドで運営を開始した。「ACCORDIAGOLFポイントプログラム」での運用は6月13日より開始。登録者はサインレスでチェックインができるようになった。クラブハウス内は全体的に統一感を図りながらシンプルでカジュアルなデザインとなり、さらに女性施設を充実させるなど、幅広い層のゴルファーに利用しやすく喜んでいただけるような施設になったとしている。

立地は九州自動車道・松元ICから約13キロ、電車ではJR鹿児島本線・薩摩松元駅から車で約5分(クラブバスなし)、鹿児島空港からは車で約50分(高速道路利用)としている。

(ゴルフ特信より)