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烏山城CC(栃木)、中国のオンライン旅行会社大手系に。11月29日(株)烏山城カントリークラブの株式譲渡で交代。2021年日本女子オープン開催、会員・従業員承継

井上誠一氏がコースを設計し、2021年日本女子オープン等を開催したことでも知られる烏山城カントリークラブは、経営母体会社が中国系に交代したことがわかった。

従前の経営母体会社の(株)加山が、同程旅行控股有限公司(トンチョン・トラベル・ホールディングス)に経営会社・(株)烏山城カントリークラブの株式を譲渡したことにより、11月29日に開いた臨時株主総会及び取締役会にて、代表取締役が加藤智生氏から李俊氏に交代した。

同程旅行控股有限公司(https://www.tongchengir.com/)は香港市場に株式上場している中国のオンライン旅行大手。日本でのゴルフ場経営は初とみられる。

同CCの総支配人によると、株式の譲渡でゴルフ場の運営会社は同じであり、会員や従業員は従来と変わらず承継していて、「今のところ運営面に変更はありません」と説明している。現会員数は約650名で27ホールとしては少ないため、会員の募集も88万円(入会金のみ)で継続中という。

新たに経営母体となった企業の狙いは明らかではないが、同CCにはゴルフ場に付帯した「烏山城カントリークラブホテル」(全142室)と温泉もあることから、旅行会社としてはインバウンドなどの需要を期待しているようだ。

ちなみに、同CCは1973(昭和48)年に18ホールで仮オープン、翌74年に27ホールとなった。横浜で貸ビル業などを行っていた田村三作氏が中心となり、学生のゴルフ大会や日本プロなどの公式競技を度々開催するなど知名度を高めた。ただし、消費不況が進み、経営合理化を進めたが出口が見えない状況となり、烏山城カントリークラブは2002(平成14)年5月に民事再生法適用を申請。当初の再生案はパブリック移行を計画したが否決により続行決議となり、スポンサーも交代し翌年再生計画案が可決したが、このスポンサーがキャンセルし、そこで貸ビル業を営む(株)加山がスポンサーとなり、再建してきた。

新生・鳥山城CCは温泉掘削を行い、約10億円かけてロッジを5階建てホテルに建替え、2009年に完成。

(ゴルフ特信より)

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