PGM、韓国語特設サイト開設しインバウンド対応強化。24年度は海外客150%増と韓国からの訪問者数急増、7つのエリアに分け、観光案内や韓国語で予約可能に
(株)平和グループの㈱パシフィックゴルフマネージメントは、8月月22日、拡大するインバウンドのゴルフニーズに対応するため韓国語のゴルフ場特設サイトを開設したと発表した。
同社によると、コロナ禍以降、海外からの来場者が増加しており、特に韓国からの訪問者数が急増している。2024年度の外国人来場者数は前年比150%増と過去最高を記録し、その9割以上を韓国からの来場者が占めているとしている。近年、韓国国内ではゴルフ場不足や高額なプレー料金を背景に日本でのゴルフプレー需要が高まっている。特に韓国から近距離にある日本は、週末を利用して往復できることや、施設の快適性、周辺に温泉地が多いことなど日本のゴルフ場に対する関心と人気は高い傾向が見られるとしている。
新設された韓国語特設サイト(https://www.pgm-nippon.com)は、ゴルフプレーや観光など楽しいひと時を想起すビジュアルを中心とするデザインで、北海道、東京(成田)、関西、広島、松山、九州、沖縄と7つのエリアに分けて、空港からのアクセスが便利な30コースのおすすめゴルフ場を掲載。ゴルフ場の魅力ポイントのほか、近隣のおすすめグルメ(商店街)や温泉地、その他観光名所までの距離情報を示し、「ゴルフ+グルメ+温泉」などの回遊を促進させている。また特設サイトの各ゴルフ場の概要から、「ゴルフ場詳細」ボタンで詳細情報ページへ、「予約する」ボタンで予約リクエストページへ進むことが可能(詳細情報ページ、予約リクエストページとも韓国語対応)。
PGMでは”ハイエンド「GRANDPGM」からカジュアルなスタイルのゴルフ場まで、お客様のさまざまなニーズにお応えできます”等とアピールしている。
ちなみに東京(成田)は成田の森CC、京CC、イーグルレイクGCを紹介。エリア毎で最大は九州エリアの9コース、関西エリア6コース、北海道エリア6コースなど。沖縄エリアはPGMGR沖縄1コースのみを掲載。
同社は今後も「国内外の多様なゴルファーの利便性向上に努め、ゴルフ市場およびインバウンド市場の発展に貢献していく」と積極姿勢を示している。
同じ平和グループとなったアコーディア・ゴルフは本紙7089号既報通り、昨年5月14日に韓国向けページ(https://www.accordiagolf.com/kr/)を開設済みでPGMの韓国向けページとも相互リンクするなど共通のデザインとなっており、こちらは国内7拠点から検索出来たり、「合理的なプレー料金」などをアピールしている。
ちなみに㈱平和の「中期経営計画2027」では、2023年の外国人来場者数は14万人(国別来場者割合は両社合算で韓国9%)で、2027年には4万人を目指す目標を掲げている。
(ゴルフ特進より)