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荒川第二・第三調節池整備で河川敷ゴルフ場が影響、ノーザンCC錦ヶ原G場や川越グリーンクロス等

国土交通省が治水対策のため埼玉県さいたま市から川越市、上尾市にかけて荒川第二・第三調節池の整備を進めている。このエリアの荒川河川敷ゴルフ場は整備事業の影響を受けることになるが、工事が本格化することで早ければ来年から営業ホールに影響が出るゴルフ場があるという。
荒川第二・第三調節池の整備エリアにかかるゴルフ場は、ノーザンCC錦ヶ原G場から上流では大宮国際CCまで。国土交通省荒川調節池工事事務所によると、事業年度は平成30年度から令和12年度までで、現在環境アセスメントを実施しており、これが終われば本格工事に入る予定。工事する区間は同事務所のホームページにも平面図(9月30日)を掲載しており、この中で国が底地を持っている土地は工事着手時期までに占有許可を解除し、土地を返還してもらうとしている。平面図(案)を見ると荒川左岸沿いに1ホール半ほどの横幅で堤防や水路が継続して整備されるため、左岸にホールがあるコースは数年以内に縮小営業となる公算が高い。
この関係から、大宮国際CCは、将来においてコースレイアウトやホール数の変動など影響が起こる可能性があるとして、今年7月3日から入会希望者には従来書類の他に「承諾書」の提出を求めている。同CCのなかで、荒川と入間川の交差する部分は堤防側で来年度から一部工事に入る予定となっている。
また、PGMグループの川越グリーンクロスも9月から、新規入会者に対し「コースレイアウトが将来変更になる事を了解」した上で、手続を取って欲しいとして「承諾書」を求めているという。
工事は主に下流側から行うことから、アコーディア・ゴルフグループ運営のノーザンCC錦ヶ原G場では、具体的に占有許可解除時期を示して、10月から入会の際の承諾を求めている。その内容は①2021年10月末で、さくら草INコースと、なの花コースOUTコースの占有解除、②2023年10月末で、さくら草OUTコースの占有解除、としており、営業ホールの変更を余儀なくされるようだ。アコーディア・ゴルフの会員課では、2018年度から同CC並びにノーザンCC共通会員権の名義書換申請に当たり、これら事情に関する「承諾書」を求めている。
その他、対象となるゴルフ場は、大宮CCがある。
利根川河川敷の妻沼G場でも国土交通省の「首都圏氾濫区域堤防強化対策」により、ゴルフ場が堤防用地となるため、今年6月末で営業を終了している。

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