韓国ゴルフ場数501コース、KGBA発表。2020年は12%増加、コロナで逆に過熱化、18H換算8.6万人!
コロナ禍で三密を避けられるスポーツとして人気のゴルフ。
また韓国では、元々ゴルフが人気でプレー代やゴルフ場の会員権も高いままであったが、新型コロナの影響で三密回避できるゴルフが人気となり、海外ゴルフ旅行ができない事情から、韓国国内の予約が取れず、プレー代やゴルフ場の売買代金まで影響しているとのことだ。
今回、韓国ゴルフ場経営協会が2020年度のゴルフ場数や利用者数を発表。その数値からバブル期並みとなったゴルフ場事情が明らかになった。
2020年12月末現在のゴルフ場数は501コースで、内訳は会員制が160コース、パブリック制が341コース。前年の494コースより7コース増、ただし運営別では会員制が前年より9コース減少、パブリック制は16コース増加となった。これは税金の負担やゴルフ場入会金返還問題もあって、2013年を境に会員制とパブリック制の数が逆転、新設ゴルフ場が増えなくなる中で会員制からパブリックコースに転換するコースが相次ぎ、ゴルフ場のにぎわいに拍車をかけた。
1施設当たりの利用者数は9万3287人にも及び、1ホール当たり利用者数は 4776人(18H換算8万5968人)という、日本のゴルフ場関係者が見たら腰を抜かすほどの利用者数となっている。1日200人がほぼ日本の標準的なキャパシティといわれるが、韓国は冬場クローズするゴルフ場も多くおそらく1日250人以上入っているとみられる。
韓国は日本がバブルに沸いていた1990年当時ゴルフ場数は53コースしかなく、ゴルフは一部富裕層のスポーツだった。それが1998年パク・セリの相次ぐメジャー大会優勝で韓国にゴルフブームが到来、一時ゴルフ場が過剰に造られ経営環境が怪しくなったが、2019、2020年と日韓問題、コロナの不透明な要素もある中で再び急成長となった。屋内施設のスクリーンゴルフが街の各地に造られ低料金と手軽さでゴルフ人口の底辺を広げたこともゴルフ人口増加に貢献したようだ。