南富士cc(静岡)のメガソーラー化を富士市が阻止へ!
南富士カントリークラブは、地元の静岡新聞で再三に渡り、ゴルフ場用地の一部を富士市が取 得する方向で予算組みがされるなど、ゴルフ場が閉鎖される報道があったことで、同CCのホームページ上で会員へ の”お知らせ”を掲載するなどの事態となっている。
同CCを巡っては、5月19日に静岡新聞で一般・産業廃棄物最終処分場を運営する第三セクター・富士環境保全公社(社長・鈴木尚前富士市長)が取締役会を開き、受け入れの限度を迎える現在の処分場に代わる第3期最終処分場の候補地として、同市大淵のゴルフ場を取得することを承 認し、6月の株主総会を経て正式に事業化することが伝えられた。
富士市が同ゴルフ場の3分の2程度を取得し、民間活力を生かした野外活動の場などを整備する方針を固めたと報じた。近年、全国で相次ぐゴルフ場跡地の大規模太陽光発電所(メガソーラー)転用などを防ぐため、市が取得を決断したという。
5月31日には、富士市が南富士CCの約3ヘクタールを3億1500万円で取得する方針を市議会産業教育委員会協議会で説明したことを6月1日に静岡新聞が伝えた。
取得する用地は、ゴルフ場面積約54.5ヘクタールの4 分の3に相当し、ゴルフ場は2024年途中まで営業し、同年9月までに土地が市に譲渡される予定も示されたという。
市環境保全課では取材に対して、「2年前位に南富士CCの用地でメガソーラーを整備する複数の打診があ った。富士山麓でメガソーラーが設置されると、景観上も良くないので、買取りを決めた。あとはゴルフ場側と話を詰めていく」と説明している。
会員向けには「また預託金の償還は、常時受付お振込みしておりますので併せてお知らせいたします」と総支配人名で掲載している。