富里GC(千葉)、23年12月末での閉鎖を決定。成田空港拡張、第3滑走路増設でゴルフ場用地を売却。会員総会に富里GC売却と会員権返還を諮り可決する!
成田空港の滑走路拡張計画でゴルフ場が計画用地に含まれて去就が注目されていた富里ゴルフ倶楽部は、今年8月に開いた会員総会で会員の大半の賛同を得られたことから、国の計画を受け入れて、ゴルフ場を売却することに決めた。2023年12月末でゴルフ場を閉鎖する予定だ。
コース撤去作業等を踏まえ、コース閉鎖は2023年12月頃の予定とし、会員権については払い込まれた金額の全額返還(入会金・名義変更料を除く)ができるよう努力していること。理事会、運営委員会の賛成を得られたら、会員にも通知の上で了承を賜り、富里の土地契約に進みたいと説明した。
富里GCの売却と会員権返還について、会則19条による書面総会を開催し、8月16日必着での議決権行使を呼びかけた。8月24日付けで結果を報告。
同倶楽部の現状についてゴルフ特信紙が同社に取材すると、会員大多数の賛成を得たことで、成田国際空港(株)との契約並びにコース閉鎖に関する諸手続きを開始する方針。”素 地”にして引き渡すことから空港会社との契約は閉鎖後の2024年4月になる見込みという。
初期の会員はバブル当時なので預託金5000万円等で 入会した会員もおり、ゴルフ場補償額としては前例のない金額になる見込み。
(ゴルフ特信より)