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ゴルフ業界で深刻な人手不足、都内等でも多くが賃上げ。東日本支配人会、賃上げ調査や委託、派遣の状況報告。外国人雇用のケース報告、ゴルファーは暑さ対策慣れ

東日本ゴルフ場支配人会連合会は8月20日に都内で総務税務委員会、環境管理委員会を開いた。

総務税務委員会では、最近お客によるカスターハラスメントが問題となっていて、GMG八王子ゴルフ場が昨年1月にコンプライアンス欄で「カスタマーハラスメントへの対応に関する方針」を表明した考え方が参考になるとして取り上げられた。

参加委員からはパワハラとか、セクハラに対する講習を基本的に受けているゴルフ場は増えているが、カスハラへの対処も九州ゴルフ連盟がポスターで掲示したように利用者への啓蒙が必要との意見が出ていた。

2番目の議題は人手不足対策、賃上げ状況。ゴルフ界は高齢者雇用に取り組んできたが、これも厳しく、若い人からも注目されておらず、従業員を充足できていない。最低賃金が上がり、都内フロントでも1200円でも集まらない。コース管理課、レストランは委託が多く、埼玉中地区では18コース中14コースが委託との報告があった。

また人材不足を解消するため賃上げを推奨しているが、都内ゴルフ場では平均3.3%(1.1~5.7%)。連合では大手で5%、中小で4%だったそうだが、ゴルフ場でも都内で5%いっているところもあったという。

他の地区では、クローズがある地域ではレストラン委託先を探すのも難しいとの指摘や配膳ロボット、オーダーシステムの機械化で凌いだり、募集ではリファラル採用(社員からの紹介)やカンバック制度を利用。1~3%賃上げを行った地区では現従業員も上げないといけない悩みで従業員の休日増加や有給休暇の積極的取得、夏季での空調フアンの全員への支給など待遇改善で働く環境を改善していまた県内でコース管理の作業中にキーパーの死亡事故が起きたので斜面を自動で刈れる芝刈機の導入を検討中という。同県では正社員が31コース中30コース、パートは28コースが賃上げを行った、人材派遣は17コースが利用、定年延長は19コースが行ったという。

神奈川県ではスキマバイト求人や派遣、人材紹介も利用し、また若い世代向けには若い世代と相談しつつ youtubeや tiktok などを検討している。 賃上げは業績連動や2~4%賃上げなど。 山梨県では機械化で自動スコア印刷を使っているとの報告があった。

ところで連日暑い日が続き熱中症対策が必須だが、暑さ指数WBGT33でプレー中止としたのは一部名門のみで、ワンハーフ禁止やシャツの裾出し(ハウス内ではシャツイン)で対応。来場者の多くは暑さ対策をしっかりしていて救急車を呼んだケースは少なかったようだ。懸念された従 業員対策ではファン付ベストを支給するコースが増えた他、 保冷バッグを背中等に入れて対応している報告があった。

同委員会でも人手不足が話題で、群馬県の委員のクラブではバングラデシュとネパールから外国人労働者を2年予定(宿泊業での「技人国」資格)で受け入れており、今後も増やすとの報告もあった。

なお、以前ゴルフ界で実施していた廃プラ削減運動での (ビニール袋提供廃止)は、提供を再開している報告もあることから、再度支配人会で調査することも確認した。

(ゴルフ特信より)

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