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飯能GC(埼玉)、来場者減少で売上高2%の減収に。営業日数は前期同も年間3万4708名来場で4%減売上高6.2億円、営業損失1.8億円も収益を維持

株主会員制の飯能ゴルフクラブを経営する(株)飯能ゴルフ倶楽部は、先ごろ関東財務局へ第65期の決算(有価証券報告書)を提出した。

それによると、同期の売上高は6億2141万1千円(前期6億3387万5千円)で、経常利益6371万4千円(同7054万4千円)、当期純利益4002万4千円(同5746万9千円)と減収減益だった。

業績については、当事業年度における営業日数が荒天、積雪等のクローズが4日あったものの、前期と同じ308日だった。来場者数は、会員2万3299名(前期比485名減)、ゲスト1万1409名(同812名減)の計3万4708名(1297名減)で、1日平均は前期比4名減の112名となった。売上高は来場者の減少で6億2141万1千円となり前期に比べ2%減収した。

一方、経費面については、エネルギー価格の高騰や物価上昇等の影響で、販売費及び一般管理費は前期比2754万9千円増の7億8789万5千円となり、営業損失は前期比29.9%増の1億7646万5千円となった。営業外収益は、新規入会者が前期比15名増の97名となり入会金収入が3890万円増加したことなどで、2億4018万円(前期比3381万1千円減)の収益となった。

また、特別損失として主にバンカー改修工事に伴う有形固定資産除却損462万2千円を計上すると5909万1千円の税引前当期純利益となり、これに法人税及び事業税1917万3千円を計上し税効果会計に伴う法人税等調整額を計上した結果、4002万4千円の当期純利益となったとしている。

経営方針に関しては、ゴルフ場業界においては構造的なゴルフ人口の減少等により、ゴルフ場間の顧客獲得競争、価格競争が激しさを増していくものと思われるが、新型コロナウイルスへの対応も落ち着きを取り戻し、徐々に経済活動に集中できる環境が整えられている。今後は、通常の経済活動への早急な対応及び競争力のあるクラブとして強化を図っていくため、①コース管理の向上と効率化、②従業員の安定した確保、③質の高いサービス提供、④メンバーシップゴルフ場としての運営、⑤安定した経営ーの課題に注力するとしている。

(ゴルフ特信より)

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