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アローエースGC完全パブリックに移行へ、4月から18ホールスルーの完全セルフスタイルに移行

大和ハウス工業(株)の直接経営で、子会社のダイワロイヤルゴルフ㈱が運営管理するアローエースゴルフクラブは、4月から18ホールスループレーの完全セルフスタイルでの営業に移行した。

案内では、
①お車よりゴルフバッグ等のお荷物はご自身で降ろして下さい。
②キャディバッグを館内へお持ち頂きフロントにてチェックイン。ロッカーキーをお受け取り下さい。
③キャディバッグをマスター室前までお運び下さい。
④係の者より指定カートをご案内致しますので、ご自身で積み込みをお願い致します。
⑤18ホールスループレーをお楽しみ下さい。
⑥プレー終了後、クラブの確認と清掃はご自身でお願いします。
⑦キャディバッグはフロント前のバッグ置き場迄ご自身でお運び下さい。
⑧浴室はシャワーのみご利用いただけます。
⑨フロントにてご精算をお願い致します。
⑩キャディバッグはご自身でお車へお運び下さい。
また、「プレースタイルは18ホールスルーセルフプレー・風呂無し・シャワー有・ロッカー有・昼食無し」。
「前半ハーフ所要時間もしくは当日の予約状況によってはハーフターン時にお待ちいただく場合もございます」。
「お食事が必要なお客様はご自身でご用意ください。お食事はラウンドしながらカート内などでお済ませください」
と案内している。

今年4月からのプレー料金は平日5500円、土・日祝1万1000円、5〜6月は平日6000円、土・日祝日1万2000円。土・日祝日セルフ2Bはプラス2200円となっている以外は特にオプションはない。

この運営体制に変更したところ、「若い人の利用が目立つようになりました。ハーフ1時間40~50分で回れ1.5Rプレーする人も多い」そうだ。GWには早朝プレーも開始、6月からは日の出からプレーできるという。昨年7月にカートナビも導入している。

コロナ下で人との接触が少なくなる完全スループレーで営業するゴルフ場は多かったが、最近は以前の昼食休憩を挟んだプレーに戻る傾向にあり、逆行する運営転換だ。

運営方法変更について、佐藤雄太支配人は「今後のゴルフ業界は高級・中間・カジュアルに分かれてくると思いますが、当ゴルフ場は若い方がもっと気軽にゴルフを楽しめるカジュアルなゴルフに特化した運営を目指します」と説明。昨年、プレー料金を大きく値上げして高級化を目指したところ、来場者数が大きく落ちたこともあり、収益性を考えて判断したという。運営スタッフは10数名と省力運営となった。同ゴルフ場は東北道矢板ICから約6キロ、約8分の好アクセスが魅力だが、来場客は料金変化に敏感だったようだ。

この運営方針により、会員には来年4月からの完全パブリック制移行を案内し、すでに在籍会員の半数が預託金返還での退会を選んだ。今年は倶楽部競技を行うものの来年4月には倶楽部を解散し、完全パブリックに移行する。同GCは会員預託金を預かる大和ハウス工業が退会に際して全額返還しており、会員を新たに募集する際には既存会員に差額を返還する措置を講じていた。1987年開場の同GCはピーク時に1200名(内正会員900名)在籍していたが、すでに半数以下となっていたようだ。

ダイワハウスグループ10コースの中で、こうした運営転換は同GCのみとしている。

(ゴルフ特信より)

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